私は現在無職です。
ブラック企業を退職してからずっと「今度は失敗したくない」と、どんな仕事?どんな働き方?を考えてきました。
何となくこんな風に生きたいなっていう価値観は見えてきたのですが、なーんかモヤモヤするのです。
モヤモヤの原因が何なのか、自分でもうっすら分かっています。
それは、行動していないから。
行動しないのは、失敗が怖いから。
時間も健康な体も最低限生活ができる衣食住が整っていて、あとはやるだけなのにやらない…。
でも、人って必ず死ぬし老いるし、このままの状態が一生続くなんてありえない。
そう思うと悠長に「やってみたいけどちょっと不安」とか言うてる間に死んでしまうと思うんですね。
そんな私に喝を入れてくれたのが、この本でした。
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『あした死ぬかもよ?』ってどんな本?
タイトル:『あした死ぬかもよ?人生最後の日に笑って死ねる27の質問』
著者:ひすいこうたろう
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
![]() | あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 [ ひすいこたろう ] 価格:1760円 |

どんな本か?
この本はタイトルの通り「死」という現実を突きつけながら、27の質問を通していつか必ずくる「死」を後悔なく迎える為のメッセージが散りばめられた作品です。
「死」を直視する事は恐ろしくもありますが、その分もっとちゃんと生きようという、いい意味でのプレッシャーを与えてくれるものでもあると感じました。
この本は、「死」の現実を突きつけるフェーズから後半にかけて、いつか死んでしまうこの身でどう生きようか?という事を質問を通して読者に考えさせるような構成になっています。
決して暗い雰囲気ではなく、優しく読者の本音を紐解いてくれるような内容です。
「あぁ私、こんな風に生きたかったんだなぁ」
と、自分でも気づいていなかった自分の本音が見えてきたり、
「そうだった、実は私これがやりたかったんだ」
と、自分が心の底に隠してしまっていた理想をほじくり返してくれたりするような効果があります。
本を読んでの気づき
この本に出てきた27の質問の中で、今の私に一番刺さったのがこの質問です。
しつもん13
「いつかやる」。あなたの「いつか」はいつですか?
『あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問』p112より引用
正直、ぎくりとしました。
今私には時間の余裕があって、やってみたい事もある。
挑戦してみようと思いつつ、何となく言い訳してやり始めない。
いつか、いつかこんな生活がしたい。
いつかこんな事ができるようになりたい…。
そんなん今からやろうとしなかったらいつまでたっても叶えられません。
人生いつ終わるか分からないし、いつ体が動かなくなるか分からないし、いつ大切な人と会えなくなるか、いつ好きな物を楽しめなくなるか分からない。
人生に確実な物なんて何一つなくて、今身の回りにある物は有形・無形限らず全ていずれなくなる時が来る。
それなのに、私は何もかも先送りしてしまっていたのだと感じました。
いつかやりたい事がある。それは本当に今出来ない事?今やらない理由は何?
”いつか”ってそれいつやるつもり?
結局、やりたい事に挑戦する事で失敗したり、誰かから何かを言われたり、未知の世界に飛び込む事が怖くて行動できないだけなんですよね。
何かにワクワクする気持ちも、誰かに会いたい気持ちも、何かを楽しめる気持ちもいつまでもあるわけでは無いから出し惜しみせず貪欲に生きていかないと。
そう思わせてもらいました。
こんな人に読んでほしい
🤔実はやりたい事があるけど一歩踏み出せない。
🤔今の生活がとにかく苦痛で人生が楽しくない。
🤔不幸では無いけれど、人生に手ごたえを感じない。
🤔もっと毎日を楽しみたい。
こんな人に是非手に取ってみてほしいです。
質問に答えながら読み進めるのは時間がかかりますが、是非ノートとペンを持って、集中できる環境でじっくり自分と向き合いながら読んでみてください。
きっと今後の人生をもっと身の詰まった濃い物にしてくれるヒントが手に入ると思います。
どうせ死ぬなら楽しく生きよう
私もそうですが、多くの人は自分の人生への期待値が低いように思います。
「こんなもん」って思いながら、願望に気がつかないふりをしたり理想を描く事を辞めたりしている人がたくさんいるのではないでしょうか。
私自身もそんな風に、自分の人生への欲を勝手に抑え込んで「こんなもんだ」と生きてきて、
もう既に「〇歳の時にもっとこうしていれば良かった」「〇歳の時に戻れたら」なんて後悔する事が多々ありました。
そのくせ今やりたい事に関しては「いつか」と言う始末で、一向に今を生きようとしていなかったのです。
そのままのスタンスで歳を重ねれば、今の年齢を思い浮かべてあの時こうしていればと思う事になるでしょう。
でも、どうせいつか死んでしまうなら、何かを恐れてなあなあに生きるより楽しく生きた方が断然お得ですよね。
いつ死んでも後悔しない生き方を身に着けるにはまだまだ修行が必要そうですが、モヤついたりビビった時は、またこの本に戻ってこようと思います。
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