私は本を読むことが好きです。
いつから好きになったのか、はっきりとは分かりません。でも、小学校に上がって初めて借りた本の名前を今でも覚えています。
きっと、よっぽど小学校の図書室に行くのが楽しみだったのでしょう。
生まれてから今まで、色々なものにはまり楽しんできましたが、一番長く続いているのは読書です。
本ってやっぱりいいなぁと思い、これまでの思い出に浸りたくなり、書いてみました。
完全に自己満足な内容ですが、お暇な方は是非お付き合いください🍀
本が好きな子供
私は何よりも読書が一番好きな子供でした。
小学生の頃は毎日欠かさず図書室に行き、休み時間にも登下校も歩きながら本を読み、地域の図書館にもよく足を運びました。
本を開いて頭の中で情景を浮かべると、物語の世界に引き込まれ、私はどこへでも行くことが出来ました。
うまく言えないけれど、その感覚が大好きで本を読んでいたのだと思います。
中学生になった頃、学校の図書室は私の部室のようなものでした。
英語部だったので本で何かをするわけではありません。
部員がたった2,3人しかおらず、放課後に図書室を積極的に使うような生徒もいなかったので即席の部室となったまでです。
学校の中でも特に地味で目立たない部活動に所属している事は、肩身の狭い思いをする事もありましたが、図書室を自分たちの為にほぼ貸し切り状態で使えるという事はむしろご褒美でした。
部活動の合間に本棚をチェックして借りたい本を物色する。
図書室に追いやられた英語部の特権でした。
高校生になると、更に私の読書欲は強まりました。
ものすごく面白い本に出会えたというのもそうですが、高校の雰囲気に適応しきる事が出来なかったからです。
友達もいたし、いじめられたりしたわけではありませんが、いつもうっすら居心地の悪さを感じていました。
せっかくの花のJKだから青春っぽい事をしないと、と意気込むのとは裏腹に、そんな周囲についていけない自分がいました。
多分、少女漫画とか周囲の様子から影響されて、分かりやすく青春っぽい事をするのが楽しい高校生活を送るための術だと思い込んでいた気がします。
だから、本の世界は私にとっての逃げ場所になりました。
まるでどこでもドアのように、本を開くと自分と本だけの世界が広がっていて、いつでも行き来する事が出来ました。
この頃は、本を読む空き時間がない日でも、鞄の中にお気に入りの本を忍ばせて、お守りのように持ち歩いていました。
大人になってからの読書
高校を卒業すると、それまで小説ばかり読んでいた私は段々と小説を読む事が少なくなってきました。
早く社会に通用する大人にならなければならないと、自己啓発本やビジネス本ばかり読むようになったのです。
自己啓発本もビジネス本も新たな学びをくれて、モチベーションを上げてくれて、読むと面白いのですが、物語を味わう時のワクワクとはちょっと違います。
大人になるってこういう事なのかなと寂しく思いつつ、まともな社会人にならねばならないという事ばかり考えていました。
でも、自分を高める為の読書もそれはそれで素晴らしいと今では思っています。
そして、社会人をちょっと休憩中の今は、色んな人のエッセイを読み漁っています。
色んな人の日常をのぞき見させてもらっているような感じが好きです。
生き方や暮らし方。ありきたりな出来事や日常のちょっとした事件から見えるその人の在り方。
なんでもない日常を面白く、気づきを与える文章にまとめるなんてすごいなと私はいつも感心します。
エッセイを読んでいると、自分のありきたりな毎日にも幸せは転がっていて、特別な事をしようと無理に意気込む必要はないと思わせてくれます。
日常の些細なできごとをこんな素敵な文章に起こすことが出来たら、もっと自分の人生を肯定できるだろうなと思います。
これからも本とともに
振り返ると、本や本を提供してくれる環境に何度も支えてもらっていたのだなぁと感じます。
そして思い出の本は、時間が経っても読んだ時の気持ちやその時の状況を思い出させてくれるタイムマシンのようなものだと感じています。
自分の読む本のジャンルが移り変わる時、私はもうあの本を楽しめなくなってしまったんだろうかと悲しくなったこともありましたが、そんなこともありませんでした。
最近は、本との出会いはそのときの自分が一番必要としているものが手元に来るようになっているような気もしています。
これからどんな本との出会いがあるのか楽しみです。
読書好きの皆さんも良き読書ライフを🌷
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